2017年10月08日(日)

「愚か者は自分の怒りをすぐ現わす。利口な者ははずかしめを受け ても黙っている」箴言12:16


ここでは、主やパウロのような義の怒りでなく、自我からの怒りを
見てみよう。御言葉は、「怒り」をすぐに現わす人は、愚かだと言
っている。「怒り」は自制する必要があると。対人関係で、人から
批判されたり、敵対され攻撃されたり、悪口を言われたらどうだろ
う。面と向かって、人格攻撃されたりすると、カッとなって、即、
感情を爆発させ、激怒するだろうか。

どんな状況であれ、怒りを、即、現わすなと言っている。批判され
て、いかに傷ついたとしても、とにかくは、黙っているようにと。
怒りがある時の言葉は、非常に感情的になる。制御できない。売り
言葉に買い言葉、双方エスカレートすると、その場の激情で、思っ
てもいない事まで言ってしまう。本心でない言葉まで飛び出す。

そして一度口から出た言葉は、取り返しがつかない。ひどく相手を
傷つけてしまう。どうしても遺恨が残り、これで失敗した人は多い。
言葉は取り返せない。長年かけて築き上げた信頼関係が、一瞬にし
て崩れ去る。周囲で耳にする。又、自分が間違っていると指摘され
た時はどうだろう。まず自己弁護したいし、又、自分を正当化した
い。自分にも言い分があり、その腹立たしい思いが、攻撃になって
しまう。

「自分が正しい」と思っているので、すぐ怒りとなる。だが、それ
も後で後悔する事になる。はずかしめを受けても、とにかくは黙り、
まずはワンクッション置こう。そして自分の心の内を御霊に探って
いただこう。自分が、怒る原因は何なのか。プライドなのか、何か
過去の心の傷に触れるのか・・御霊は示し、教え、霊的成長へと導い
て下さる。

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一旦、口から出た言葉は、取り返しがつかない。いつも「口に見張
りを置き、私のくちびるの戸を守って下さい」と祈る必要がある。
感情的になっている時は、気をつけよう。その場で黙るだけで、罪
を犯す事から守られる。言葉が守られるよう祈っていよう。