2019年03月08日(金)

「長官たちは、ふたりの着物をはいでむち打つように命じ、何度もむちで打たせてから、ふたりを牢に入れて看守には厳重に番をするように命じた」使徒16:23



パウロは、アジアで御言葉を語る事を禁じられ、ビテニヤの方へ行
こうとすると、それも止められ、何らかの障害で、南も北も阻止さ
れるので、西方に向かった。するとトロアスで「マケドニアに渡っ
て来て、私たちを助けてください」との幻を見た。ずっと導きを求
めて祈っていた中であり、御霊の示しを確信し、マケドニヤに渡っ
た。

ピリピの町へ行き、川岸の祈り場で祈り、そこにいた女性たちに宣
教した。その後、霊に憑かれた女奴隷から悪霊を追い出した。する
と儲ける望みの無くなった主人たちに訴えられ、投獄されてしまっ
た。むち打たれ、暗い奥の牢へ監禁された。御霊の示しに従い、祈
ったのに、苦しみがやって来た。

こちらに落ち度は無く、ましてや宣教のために来たのに、投獄だ。
これでは、どうにもならないではないか。しかし神の計画は着々と
進んでいた。むち打ちの激痛の中、牢獄で不平不満一つなく、祈り、
賛美する彼らは、囚人たちに衝撃を与えた。今まで見た事のない人
たちだ。大きな証しとされた。結果的にそこの看守が救われ、何と
全家族が救われたのだ。

ピリピの教会の核となって行った。神に間違いは無い。御心に従っ
たのに、あんなに祈ったのに、何でこんな事に?との状況にあるだ
ろうか。今は見えないが、神はご自身の計画を進めておられる。神
に間違いはない。今は見えなくても信じていよう。必ず平安の落と
し所へと導かれ、神の栄光が現わされて行く。
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不意の試練の中でも、御心だと確信があるから主の平安に守られる。
不安、恐れですぐに揺らいでしまうが、初めの確信に立って御言葉
を握り、御霊の慰めを受けよう。