2020年10月08日(木)

「ナボテはアハブに言った。『主によって、私には、ありえないことです。私の先祖のゆずりの地をあなたに与えるとは』」T列王21:3



アハブ王がナボテに、彼のぶどう畑を譲るよう言った。もっと良い
ぶどう畑を与えるし、代価を支払ってもよいと。しかしナボテは断
った。これは正当な事であった。先祖から継いだ土地を売ってはな
らないと、定められていたからだ。もし貧しさで土地を売った場合
も細かい定めがあり、買い戻しの権利のある親族が買い戻す事に。

神の定めであり、ナボテは正しい事をした。するとアハブはすねて、
不機嫌になり激怒した。寝台に横になり、顔をそむけ、食事もしよ
うとしなかった。自分の要求が通らず、思い通りにならないので、
ふてくされて何もしたくない。アハブは自分が正しくない事はわか
っていた。間違いだとわかっていても、要求が通らない事にいら立
ち、腹を立てる。

どこまでも欲望を押し通そうとする。間違いを認めない時、更に罪
に進み、罪を重ねて行く。結局、妻のイゼベルのそそのかしと策略
により、畑を手に入れるために、ナボテを殺害してしまう。私達も、
自分の間違いは、はっきり間違いとして認めよう。でなければ、罪
に更に罪を重ねてしまう事になる。

又、自分の思い通りにならない時、そこに門を閉じておられる主を
認めて、へりくだって、主の御心を受け入れよう。別の、更に良い
門を開いて下さる。最善の道が用意されている。自分の欲望本位で
なく、主の喜ばれること、主のお心を求めよう。主と主の御心を第
一にする時にこそ、自分自身にも真の満足と御霊の喜びを得る。そ
の平安と安堵感は、何にも代えられない。
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無理を通そうとして戦うよりも、主のご意志を認めて、思いを通そ
うとする自分と戦っていこう。固執しようとする気持ちを主に祈ろ
う。御心に意志を向けるなら主は必ず助けてくださる。