2023年02月05日(日)

「私はあなたに、ただあなたに、罪を犯し、あなたの御目に悪であ ることを行ないました」詩篇51:4



サウル王とダビデ王は、どちらも王であった。しかし二人の最後は
天と地ほどに、かけ離れたものとなった。どちらも罪を犯したのだ
が、サウル王は神から退けられてしまい、ダビデ王は祝福へと進ん
だ。ダビデはバテシバとの姦淫、その夫のウリヤ殺害という重罪を
犯した。

サウルは、サムエルを待たないで、祭司しか献げられないいけにえ
を献げ、又、アマレクを聖絶せよとの命令にそむき、聖絶せずに最
も良いものを残した。ダビデはナタンによる罪の指摘に「私は主に
対して罪を犯した」と言い、サウルはサムエルからの罪の指摘に
「私は罪を犯しました」と言った。

双方、言葉にすれば同じだが、ダビデは「主に対しての罪」と、
心底の悔い改めに対し、サウルは「しかし私の面目を立てて下さい」
と言い「面目を立てて」の方が本心であった。サウルに悔い改めは
無かった。ダビデは詩篇で「私の罪は、いつも私の目の前にありま
す」「私はあなたに、ただあなたに、罪を犯し、あなたの御目に悪
であることを行ない」と逃げ隠れしなかった。

だが、サウルは罪に向き合う事もなく、言い訳に終始し、自分の罪
を何と兵士や民のせいにした。自らのプライド、名誉の挽回が重大
事だった。サウルは非常に悲惨な最期を遂げた。ダビデは悔い改め、
罪が赦され、平安にされた。二人共、罪を犯したが、結末は天と地
ほどに違ってしまった。罪は犯してしまうが、主に向き、すぐに主
のもとへ行こう。

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本当にサウルの最期は悲惨だ。Tサムエル31:4。剣の上に身を投げて
自害した。ダビデも最初は隠ぺいしていたが、罪の指摘に悔いくず
おれた。罪を認め、悔い改める時、完全に赦され、癒される。主が、
二度と思い出さないと。御霊の示しや促しに従おう。