2023年07月08日(土) 「まことに、主は悩む者の悩みをさげすむことなく、いとうこと なく、御顔を隠されもしなかった。むしろ、彼が助けを叫び求めた とき、聞いてくださった。」詩篇22:24
「まことに、主は悩む者の悩みをさげすむことなく、いとうこと なく、御顔を隠されもしなかった。むしろ、彼が助けを叫び求めた とき、聞いてくださった。」詩篇22:24
ある人が、経済的苦境に陥り、家に貯えも無く、手持ちも底をつい てきた。大変な思い煩いに襲われる。心が苦しくて、どうにかなり そうだ。更に、夫は自分勝手に思えて、涙が出る。育児の悩みや問 題も、様々目の前にあり、もう許容量オーバーになり、とにかく一 人になりたくて、車で家を飛び出た。 家から離れるべく、幹線道路をひたすら走った。涙がにじんで来る。 数時間走りながら、苦しい心で、心底主に叫んだ。すると、「私た ちすべてのために、ご自分の御子をさえ惜しまずに死に渡された方 が、どうして、御子といっしょにすべてのものを、私たちに恵んで くださらないことがありましょう。」との御言葉が迫って来た。 しかし心が辛くて、尚も走り続けていると、「私たちすべてのため に〜」「私たちすべてのために〜」と御言葉がどんどん追いかけて 来る。「ご自分の御子をさえ惜しまずに死に渡された方〜」どこま でも、どこまでも御言葉が追い続けて来て、主の愛が迫り、主に捕 らえられ、とうとう「神様ごめんなさい」とUターンし、家へと引 き返した。 どこまでも追いかけて下さる主の暖かい愛が心に迫り、今度は恵み の涙が溢れた。あれほど荒れすさんだ嵐の心が、すっかりなぎにな り、平安になってしまった。帰宅すると、夫が心配し、何と夕食を 作って待ってくれていた。家族で食卓を囲み、恵みの涙がにじんだ。 叫びに答えて下さる主を間近に感じ、心が満ちた。主を呼び求め、 助けを求めて主に叫ぶ時、主は聞いて答えて下さる。主に呼ばわろう。 ・・・・・・・・ 主は、悩む者のどんな悩みもさげすまれず、嫌がることもされない とは、何と有難いことだろう。どんな悩みも受け止めて下さるとは。 人に言えないことも、一人で悶々とする事も、すぐに主に持って行 こう。愛し、受け止め、平安へと導いて下さる。