2025年02月05日(水)

「あなたのあわれみは大きい。主よ。あなたが決めておられるよう に、私を生かしてください」詩篇119:156


ある人が、負の現状が、良くなるようにと、切に祈り続けていた。
尚も祈り続けるが、その願いは答えられない。その後、様々な出来
事が起きて、このマイナス状況は変わらないのだと、確信になって
行った。その時に、自分のとらえ方が変化している事に気づいた。
この状況は悪いものではなく、主が自分のために備えられた最善な
のでは、と受け取れた。

すると、苦しくてたまらなかった心が、落ち着いて、平安にされた。
気持ちが楽になって驚いた。自分が思う、自分が決めた歩みでなく、
主が、決められたように生きることが、こんなにも安らかで、心落
ち着くものだとは、本当に驚きであった。この変化も、必死に祈っ
た祈りに、答えて下さったと感謝した。

振り返って、自分は自分の思いが強く、自分の願望が中心になって
いた事に気づかされた。自分の願望が叶う事が、平安で喜びなのだ
と、思い込んでいた。だからそうならない時に、心は不満や怒り、
又、思い煩いでいっぱいになった。そうでなく、自分の思いを明け
渡して、主の導きに従うところに真の平安と喜びがあることを、体
験させられた。

主も、十字架を前にした時に、祈りの中で「できますならば、この
杯を去らせて下さい。しかし、わたしの願うようにではなく、あな
たのみこころのように」と思いを告げられた。私たちは、自分の力
では委ねる事もできない。祈るからこそ、その祈りが答えられ、自
分の思いを、自分自身を委ねて行くことができる。自分で不可能だ
からこそ、祈りが備えられている。
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強い思いがあるとその一進一退が気になり常に不安だ。主に思いを
委ね、御心を待ち望みたい。想像をはるかに超える主の祝福が備え
られている。平安を受け取ろう。