2007年06月07日(木)

「私には、水がかき回されたとき、池の中に私を入れてくれる人がいません」ヨハネ5:7



ベテスダの池には大勢の病人が集ま
っていた。その池は、主の使いが降
りて来て、水を動かし、その後一番
先に入った者は、どんな病気でも癒
されると言われていた。そこに38年、
病気の人がいた。主は彼を見て言わ
れた「よくなりたいか」と。「よく
なりたい」と言えばよかったが、彼
は、自分には、池の中に自分を入れ
てくれる人がいない、いつも先を越
されると答えた。他の人が我先にと、
先を越して入ってしまうので、自分
は直らないと。病気が直らない事を、
他の人のせいにしていた。その心を
見て取られた主は、では、わたしが
池に入れて上げよう、ではなく「起
きて、床を取り上げて歩きなさい」
と言われた。人に責任転嫁するので
なく、自分の足で立って、しっかり
自分の責任で歩めと。彼は主の言葉
を心に受け入れ、信じた。それゆえ、
すぐに立って床を取り上げて歩き出
した。もし、主の言葉を信じなけれ
ば、決して起きようとしなかったろ
う。意志を向けて、起き上がろうと
した時、主の力が臨み、奇跡が起き
た。私達はどうだろう。人がああし
てくれない、こうしてくれない、だ
から自分はこうなのだと、人のせい
にし、いつも言い訳し、愚痴と不平
不満、自己憐憫の中にいるか。そも
そも、その態度が問題なのだ。人依
存でなく、自分の足で立って、神依
存で歩もう。その時、生きている事
の、喜びと、実感を得る。
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自分が信仰を持って一歩踏み出すこ
とが必要だ。信じる事をしないで、
その場にとどまり続けず、信じる方
を選ぼう。必ず神様の栄光を見る。
変えられて行く。