2010年03月07日(日)

「主ご自身がこう言われるのです。『わたしは決してあなたを離れず、また、あなたを捨てない』」ヘブル13:5

ハドソン・テーラーの証しだ。彼は医者の助手として働いていた。その医師に、
給料を渡し忘れたら言うようにと、告げられていた。しかし、その場合は言わず
に祈り、神から答えを頂こうと考えた。

案の定、忘れられた。食料も無くなり銀貨1枚となった。その時に貧しい子供が
来た。母親が病気だ。手元には銀貨1枚。半分ならあげるが、1つしかなくあげ
られないと思った。

それで祈り始めたが「偽善者」との思いが来る。「祈りよりも与えるべきだ」と。
出来ない自分に、神にのみ頼る信仰など無いと知って惨めになった。結局、上げ
て財布は空になったが、心は平安で満ちた。

その日の夕飯は残り物を食べた。しかし、翌朝から何もない。早朝に郵便が来た。
封筒を開くと彼が与えたお金の数倍が入っていた。そして、そのお金がなくなっ
た時、医師が給料の事を思い出してくれた。

神は真実であり、生きて働いておられる。「彼らはあなたに信頼し、彼らは恥を
見ませんでした」「正しい者が見捨てられたり、その子孫が食べ物を請うのを見
たことがない」。

ツァレハテのやもめは、飢饉の中、死ぬ前に子供に最後の食事をさせたいとの、
その最後の一握りの粉をエリヤに献げた。最後のギリギリのものを献げたその時
に、かめの粉は尽きず、つぼの油は無くならなかった。真実な主が共におられる。

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主が自分を決して離れられず、捨てられない、真実なお方だと、自分が従って行
く時に初めて経験できる。従わない限り、決してわからない。御霊に示されてい
る事、促されている事、無視せず、ないがしろにせず、従おう。新たに主に出会
う。