2011年09月06日(火)

「マルタ、マルタ。あなたは、いろいろなことを心配して、気を使っています」ルカ11:41


あなたも多忙だろうか。しなければならない事が、次々と目の前にやって来る。マルタも、目の前の忙しさに心が奪われ、イライラし、心が混乱してしまった。主と弟子たちを家にお迎えした。その前には、家の隅々まで掃除し整えた事だろう。訪問客の足を洗い、対応し、食事の準備に手を取られた。主と弟子たちのために、美味しい食事をと、力が入り、一生懸命に料理した事だろう。誰かがしなくてはならない大切な事であった。

しかし、マルタは、接待のための忙しさに、目の前の事に心を取られ、あれもこれもと思い煩いで一杯だ。夕食の時刻も迫り、思うようにはかどらない。焦ってイライラしてしまった。主のためにしているのに、心煩わせ、イライラし腹を立て、本末転倒になってしまう。私たちも時に陥ってしまう。仕事や家事、あるいは教会での働きに、余りに忙し過ぎて、喜びや平安が奪われてしまっていないだろうか。

いら立ち、人を責め、裁く心が出て来たなら要注意だ。主のためにと言いつつ、何をしているのかわからない。ちょっと手を止めて、立ち止まって、主と交わろう。優先順位を正そう。少し静まって、主に心を向けて焦り苛立っている心を、そのまま主に告げよう。主の霊に触れる時、必ず心が新たにされる。喜びと平安が戻る。
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忙しい毎日で、目の前にあるものに祈りもなく取りかかってしまう失敗をよくする。一日の初めに祈り、今日委ねられたものをよく考え一日を歩みだしたい。あれもこれもする必要があるのだろうか。