2013年04月06日(土)

「肉に従う者は肉的なことをもっぱら考えますが、御霊に従う者は 御霊に属することをひたすら考えます」ローマ8:5



アナニヤとサッピラは持ち物を売り、使徒たちの足もとに置いた。
しかし、一部を取っておき、全部の振りをした。その前に、バルナ
バが畑を売り、代金を持って来て、人々が賞賛したのを見ていた。

聖霊が力強く働き、皆が心と思いを一つにしていた時だった。主を
力強く証しし、大きな恵みがすべての者の上にあった。誰一人その
持ち物を、自分のものと言わず、すべてを共有にしていた。

そこに偽りが入った時に、ペテロはサタンに心を奪われ、聖霊を欺
いたと言った。人ではなく神を欺いたのだと。アナニヤが息絶えた
時、すべての人に非常な恐れが生じた。夫婦で一つとなった確信犯
だった。

つい嘘をついてしまったという類ではなく、計画的だった。日頃、
罪を悔い改めないまま行くと、いつしか罪に鈍感になってしまう。
そして人の評価、人の目だけを気にし、人にどう見られるかで行動
し、神の目を意識する事から離れて行く。アナニヤとサッピラは肉
に従った信仰生活だった。

皆が聖霊に満たされて、心から喜びに溢れて、感謝をもって献げて
いるのを知らず、神への献げ物を、自分の賞賛のために利用した。
いつも目の前に肉と御霊の二つの選択がある。例えば、腹が立つと、
肉はすぐ相手に応酬しようとし、御霊は「まず祈れ」と言う。

この肉に従い続けると、いつしか霊的に鈍感になってしまう。目の
前の一つ一つに御霊のほうを選択できるよう祈ろう。主はあわれん
で助けて下さる。

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何を考えているかは重要だ。思い煩いや、恨み、怒りをずっと考え
ていたなら、小さなものをも増幅させ、自分がモンスターにしてし
まう。御霊に属することを「ひたすら」考えるなら、どんなに日々
が違って来るだろう。肉を拒否し、御霊に従おう。