2014年09月06日(土)

「ご覧なさい。あなたはみごもって、男の子を産みます。名をイエ スとつけなさい」ルカ1:31 


マリヤは、御使いガブリエルから、突然の告知を受けた。ヨセフと
婚約中で喜びの中にいた時だった。「おめでとう、恵まれた方」と
の御使いの言葉に、マリヤはひどく戸惑った。「あなたは男の子を
産む」と。余りに唐突で「どうしてそのような事が・・男の人を知り
ませんのに」とマリヤは驚いて、率直に戸惑いの思いを御使いに尋
ねた。

そして重大な問題がある。婚約中に妊娠となれば、姦淫の罪で死刑
だ。周囲はどんな目で見るだろう。家族親族まで白眼視されるだろ
う。何よりもヨセフは何と思うだろう。しかし「聖霊があなたの上
に臨み、いと高き方の力があなたをおおう」と。恐れも不安も心配
も、思い煩いも聖霊がおおわれると。

「神に不可能は一つも無い」との言葉に、マリヤは、よくはわから
なかったかも知れないが、「あなたのおことばどおり、この身にな
りますように」と、身を差し出し、何もかも委ね、応答した。マリ
ヤの信仰だ。マリヤが望んだ事でも、選んだ事でもない。主が一方
的にマリヤを選ばれた。

主に不可能は無いが、しかし、私達の自由意志による応答を受けて、
神のわざを進められる。マリヤが受け入れた時に、聖霊により子を
宿した。そして、マリヤは賛美した「これから後、どの時代の人々
も私をしあわせ者と思うでしょう」。主に従う道は、最も幸せな道
だ。今、目の前に主の導きがあれば、応答して行こう。

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時に、難しいと思える御心に従う時には、聖霊の力がおおい、聖霊
の助けがある事を覚えよう。この身に成りますようにと、身を委ね
て行く時に、主が成し遂げて下さる。示されている御心に、従う時
幸せを下さる。