2015年04月06日(月)

「そこで、イエスは彼に言われた。『あなたがたがは、しるしと不思議を見ないかぎり、決して信じない』」ヨハネ4:48




主のもとに、カペナウムから王室の役人が訪れた。ヘロデ王の宮廷
官吏であり、地位も名誉も財もあった、しかし、どうにも出来ない
事態が起きた。息子が病で死にかけていた。人脈も財産もあったが、
どんな医者も直せなかった。主の噂を聞き、この方なら助けて下さ
るのではと、30キロの道のりを必死の思いでやって来た。

息子の癒しを願うと、主は「あなたがたは、しるしと不思議を見な
いかぎり、決して信じない」と答えられた。「あなたがたは」であ
り、彼だけでなく周囲の人々への言葉でもあった。ただ奇跡を見て
喜ぶのではなく、主が救い主であることを信じ、主に信頼すること
を求められた。

役人は、続けて息子の癒しを願ったが、「主よ」に変わっていた。
主は応答され「帰りなさい。あなたの息子は直っている」と言われ
た。すると、彼は、主が言われた言葉を信じて帰途についた。彼に
とって、信じる信じないなど、どうでも良いことで、息子が直る事
だけがすべてであった。しかし、主は、そんな彼を主を信じる信仰
へと導かれた。

御言葉に従い帰って行くと、途中でしもべから息子が直った事を聞
いた。御言葉を聞いた同時刻である事を知り、彼も彼の家族も皆、
主を信じた。息子の危機により、一家が主を信じる信仰へと導かれ
た。私たちも御言葉に従う時に、みわざを見る。そしてその度に信
仰が強められて行く。示された主の言葉に従おう。
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ただ主のお言葉を信じ、安心してまた長い道のりを帰ることがでる、
その信仰を与えられたら問題は問題でなくなる。先が少しでも見え
ない限り安心できない、そんな弱さも主に告げていこう。