2015年07月06日(月)

「あなたの一生を良いもので満たされる。あなたの若さは、わしの ように、新しくなる」詩編103:5


ある老齢の信仰者が証しした。「いよいよ人生の最後を迎えようと
している。今までの歩みを振り返る時に、『わたしの思いは、あな
たがたの思いと異なり、わたしの道は、あなたがたの道と異なる』
の通りだと真に実感させられている。自分の思い通りの人生では決
して無かった。それどころか思い通りにならない事の方が多かった。

しかし、『人の心には多くの計画がある。しかし、主のはかりごと
だけがなる』の通り、自分のプランが様々あったが、確かに『主の
はかりごと』が成って来たと見せられている。自分の思い通りにな
らないので、いら立ったり、混乱したり、失望したり、他と比較し
て惨めになったり、自己憐憫に陥ったりした。しかし、それは自我
が砕かれる時だった。

振り返ると、自分の思う道は閉ざされる事があったが、不思議に目
の前に別の道が開かれ、結果的に、遙かに良い道へ導かれていた。
自分が真に生かされる道であった。自分の思い描いた人生とは全く
違うが、主の思い描かれた人生を歩めて来たのだと。幸せに思える。

これが主が『私のために』備えて下さった人生だったのだと、私へ
のプランだったのだと、感謝でならない。人生の最後にこうやって、
主は最善をされると、深い感謝と喜びに溢れている。従って来て本
当に良かった。主が私のために備えて下さった人生は、ベストだっ
たと証しできる」。
主に従う人生は、紆余曲折があるが、必ず試練があるが、「良いも
の」で満たされる一生だ。

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信仰人生は、本当に思い通りでない道だ。全く自分の思い通りには
ならない。しかし振り返る時、目の前で道が閉ざされた時には、別
の道が開かれ、それが遙かに良い御心の道であった。思い通りの自
分の道でなく、主の道を歩める喜びと幸せを思う。