2015年11月06日(金)

「競走は足の早い人のものではなく、戦いは勇士のものではなく、またパンは知恵ある人のものでなく・・すべての人が時と機会に出会うからだ」伝道9:11 



 

この世では、努力が必ず実を結ぶとは限らず、評価を得るとは限ら
ない。「競走は足の早い人のものではなく」早ければ必ず勝つわけ
でもない。訓練の成果を発揮できない事もある。転倒するかも知れ
ないし、その日たまたま不調かも知れない。オリンピック選手が本
番で緊張の余り失敗する例をよく見る。

「戦いは勇士のものではなく」能力があり、努力しても必ず出世す
るわけではない。コネで後の者が先になるし、上司との関係もある。
又、知識や知恵があるから、それに相応しい結果ともならない。収
入や財産も知識、知恵の正比例ではない。世では、強欲で不正手段
によって高収入を得、財を築く人々がいる。常に正しく評価される
とは限らず、不条理を感じる。

しかし「すべての人が時と機会に出会う」成功のために、どうして
も必要なものがある。それは「時と機会」だ。能力や努力と共に、
様々な要因がからまり合うが、そこには「時と機会」が不可欠だ。
そして、これを握っておられるのが神だ。神の主権と支配の中にあ
る。偶然は無い。時と機会がすべて主の御手に握られていると認め
る時、人は心に平安を得る。

そして、主は御心のままに、一人一人にふさわしく「時と機会」を
与えられる。成功は主による。どんな時にも神を見上げていよう。
今、もし、時と機会が来ているなら、それは神からであり、とらえ
て従って行こう。
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神の時でなければ何事も成し得ない。全てのことを神に任せ、今の
時を感謝して歩もう。御心に逆らって辛く苦しい坂道を登っていな
いだろうか。