2016年10月07日(金)

「主よ。もう十分です。私のいのちを取ってください。私は先祖たちにまさっていませんから」T列王19:4 



エリヤはバアルとの対決で、大勝利を遂げた。しかし、怒ったイゼ
ベルはエリヤ殺害の命令を出す。するとエリヤは恐怖に襲われ逃げ
出し、死を願った。エリヤは、あれほどの熾烈な戦いに大勝利した
のに、なぜ怯えるのか?と思うが、霊の敵との激しい戦いに心身消
耗しきっていた。又、霊的勝利の後は、特に気をつける必要がある
と言われている。

勝利に喜び、安堵し、油断しきっている所へ、サタンが牙をむく。
腹をすかせたライオンが襲いかかって来る。成功の後こそ、身を引
き締め、へりくだって、更に主に頼る必要がある。又、あの勇敢な
エリヤが、怯えた原因は、イゼベルの言葉だった。主の言葉でなく、
イゼベルの言葉の方を受け入れてしまった。

受け入れるべき言葉と、聞き流し、拒否すべき言葉がある。私たち
は、言葉によって、動かされてしまう。どの言葉に聞いているだろ
う。神の言葉か、サタンの言葉か。神はエリヤを責められず、叱責
もされず、休息させられた。深く眠らせ、食事を与え、十分休ませ
られた。心身疲れ消耗しきっている時は、まず休息が大切だ。

十分な睡眠と食べ物で、回復したエリヤは、ホレブの山に行き、ほ
ら穴にいた。主は、山の上で主の前に立つように命じられた。かす
かな細い声に耳を傾けて行くと、神はエリヤの、もう自分一人にな
ってしまったとの思い込みを正し、まだ7千人がいると。そして新
たな使命を与えられた。再び、神の使命を果たすために立ち上がる
事ができた。
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霊的な勝利の後にサタンにかき回された経験があるだろう。霊肉と
もに落ち込んでしまう。御神がエリヤと同じように私たちにも回復
を与えて自分らしくまた立たせてくださる。