2017年12月07日(木)

「『あなたには、家にどんな物があるか、言いなさい』・・『はしための家には何もありません。ただ油のつぼ一つしかありません』」U列王4:2


エリシャは預言者の集団を従えていたが、その内の一人が亡くなっ
た。借金を残しており、貸し主が二人の子供を奴隷にしようとして
いると、妻が訴えて来た。エリシャは「何をしてあげようか」と、
「家に何があるか」と尋ねた。家の中には何も無く、油の壺一つし
か無いとの答えだった。

エリシャは、近所から空の器を借りて来るようにと言い、油をつい
で行くように言った。彼女は、近所から多数の壺を集め、次々に油
をついで行った。その一つだけの油の壺から、油は幾らついでも、
無くならず、器の数の分だけ出て来た。そして、壺が無くなった時
に油は止まった。それを売って負債分を支払うようにと。

神は、必要を満たし、彼女の子供たちを守られた。そこでは空の器
が満たされた。神は虚しい、空の心を満たして下さるお方だ。私達
は、空の心を様々な他のもので満たそうとする。富、仕事、趣味、
名誉、地位、人からの賞賛、自己実現・・しかし決して満たされな
い。神のもとへ、虚しい心を持って来る時に、聖霊で満たして下さ
る。

神以外のもので満たそうとしても、心はいつまでも虚しいままだ。
私たちも、他のもので満たそうとしていないだろうか。又、器に、
余分なものが入っていないか。プライド、虚栄心、貪欲・・それな
ら、主は満たすことができない。それらを認めて、明け渡そう。
「空の器を」。その時、聖霊で満たして下さる。
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空であることは無限の可能性だ。ありませんと人には言えない言葉
を主には言える。そこから新しい展開を待ち望もう。尽きることの
無い満たしを受け取ろう。