2018年04月06日(金) 「心に満ちていることを口が話すのです」マタイ12:34
「心に満ちていることを口が話すのです」マタイ12:34
舌では失敗してしまうものだ。舌を制御する事は誰にも出来ないと 言われている。少しもじっとしていない悪であり、死の毒に満ちて いると。舌は小さな器官だが、その小さい火が大きい森を燃やすと。 舌は両刃の剣であり、人を生かし、勇気づけ、建て上げる事ができ るし、人を傷つけ、損ない、殺してしまう事も出来る。 ダビデは「主よ。私の口に見張りを置き、私のくちびるの戸を守っ て下さい」と祈っている。くちびるが守られるようにと。口に見張 りを置いていない時、不用意に肉の言葉が出てしまう。主が飛んで、 祈りから離れると、本心がひょっと出てしまい、出た言葉は取り返 しのつかない事になってしまう。 一瞬の不用意な言葉で、長年の信頼関係が壊れ、終わってしまった と世間ではよく聞く話だ。外では外向きの顔で、言葉も自制できて も、家の中ではどうだろう。甘えがあるので、気もゆるんでいて、 怒りが湧いた時など、そのまま家族にぶつけて、一番大切な人たち を傷つけてしまう。相手を癒し、励まし、建て上げる恵みの言葉が 語れたらどんなに良いだろう。 言葉の問題でなく、心の問題だと御言葉は言う。「心に満ちている ことを口が話すのです」と。主との交わりに生きる事が大切だ。心 が御霊に導かれている時に、潤いと喜び平安があり、心に「余裕」 「ゆとり」があって、相手に配慮持って接する事ができる。御霊の 働きによる。「もし私たちが御霊によって生きるのなら、御霊に導 かれて、進もうではありませんか」 ・・・・・・・・・・・ 舌は誰も制御できず、死の毒に満ちていると。不用意な言葉が長年 の信頼関係を一瞬にして壊す。壊れた信頼関係を、再度築き上げる には多大な労力と時間を要する。舌の力をよくわきまえ、舌が守ら れるよう、まず心が御霊に導かれるよう祈っていよう。