2018年12月07日(金)

「あなたがあなたの先祖たちとともに眠るとき、わたしは、あなたの身から出る世継ぎの子を、あなたのあとに起こし、彼の王国を確立させる」Uサムエル7:12




ダビデは、主のために神殿建設の願いがあり、その事を祈った。し
かしその願いは御心ではなく退けられ、彼の子が建設すると示され
た。神殿建設は次世代の子供に委ねられており、その子の王座を堅
く立てると。ダビデ自身が建設したかったが、主の答えは「ノー」
だった。私たちもこういうケースを経験する。

自分の切なる願いがあり、祈り続けた結果、答えが「ノー」だった
時どうだろう。自分の思い通りにならない事に、失望落胆して、や
る気が失せ、又、反発して心を屈折させてしまうだろうか。しかし
別の対応がある。「ノー」を主からのものと受け入れ、受け止め、
では、主の御心が成し遂げられるために、自分は何をなすべきかを
祈り求めて行く。

ダビデは後者だった。主からの「ノー」の答えを受け入れ、子供ソ
ロモンが建設するとの御心を知り、自分はそのための準備の役目に
回った。これがダビデの信仰であり、素晴らしさであった。政治的、
経済的な安定がなければ、神殿建設は不可能だ。そのためダビデは
諸外国の敵と戦い、勝利を重ね、基盤を築いて行った。

「主は、行く先々で勝利を与えられた」御心に従うダビデに、主が
連戦連勝を与えられた。そして膨大な戦勝品を、建設資金として主
に献げて行った。自分の思う道が閉ざされた時、無気力になり、屈
折する事もできる。しかしダビデはそうでは無かった。このダビデ
にならおう。

自分への主の御心がある。「では、今自分のなすべき御心は?」と
問おう。主は、ダビデと同様に、願った形とは違うが、大きな祝福
と満足を与えて下さる。
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神のために何かをするから神が祝福してくださるのではなく、神の
主権で事は導かれていくと学べる。一方的な神の恵みに感謝して、
今成すべきことを祈っていこう。