2019年11月06日(水)

「神は真実な方ですから、あなたがたを耐えることのできないよう な試練に会わせるようなことはなさいません。むしろ、耐えること のできるように、試練とともに、脱出の道も備えてくださいます」 Tコリント10:13


人は誰しも、暗い夜を経験する。厳しい試練の時を通る。辛くて涙
が溢れて来る。それは自分の過失だったり、又、経済的苦境、苦し
い対人関係、病気、けが、リストラ、離別・・まさに「夕暮れに涙が
宿」る。しかし、明けない夜は無いと言われるように、ずっと夜の
ままではあり得ない。涙のままでは終わらない。

どんなに辛い夜でも、必ず明けて朝が来る。「朝明けには喜びの叫
びがある」。どんな時にも希望がある。これは何と慰めだろう。試
練には期間がある。試練のまっただ中では、真っ暗闇が永遠に続く
ように思えてしまうが、試練には必ず終わりがある。期限付きだ。
トンネルは必ず出る。夜の後に朝は来る。悲しみの後に、必ず喜び
が来る。

又、逆に、人間は成功が続く時こそが危険だと言われている。成功
の中で、自らを律っする事の出来る人はまれだ。有頂天になってし
まい、油断してしまう。順境で、神を求めなくなる人も多い。神無
しで十分やって行けるし、幸せになれると思うからだ。必要が無く
なってしまう。

人が求めるのは平穏無事だ。しかし、それによって神から離れるの
ならどうだろう。神が送られる試練は、必ず益とされる。試練の時
は、何もかもが光を失い、真っ暗闇に思えてしまう。が、主のよみ
がえりを覚えよう。十字架で弟子達はつまづき、絶望した。万事休
すで何もかもが終ったと。しかし、よみがえりで世界は一変した。

死から命へ、暗闇から光へ、溢れる喜びに変った。必ず夜は明ける。
今の苦しみは喜びに変わる。だからこそ、すべての事に感謝できる。

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試練の最中は、先が見えないので、トンネルがずっと続くようにど
うしても思えてしまう。だが期限付きで脱出の道があり、試練に結
末があり、乗り越えられると。平安と将来と希望のためのものであ
り、平安の落とし所に落として下さる。どんな中でも希望がある。