2022年03月07日(月) 「私は主を待ち望みます。私のたましいは、待ち望みます。私は主 のみことばを待ちます」詩篇130:5
「私は主を待ち望みます。私のたましいは、待ち望みます。私は主 のみことばを待ちます」詩篇130:5
私たちにとって、非常に難しい事の一つに「待つ」という事があ る。 待つことが、なかなか出来ない。現代はファストフードや、即、飲 物が出て来る自動販売機に慣らされ、早く、すぐに結果が欲しい、 すぐに目に見える形で見たい。そのため自分で動き、自分で何とか しようとしてしまう。 主を待てずに、落ち込んだり、思い煩い、不安にさいなまれ、目の 前だけを見て、失望落胆してしまう。「待つ」とはどうイメージす るだろう。順番を待つ、友人との待ち合わせで、待つとか、病院で 呼ばれるのを待つ、バスを待つ、病気の回復を待つような、じっと 待つようなイメージだろうか。 「夜回りが夜明けを待つのにまさって、主を待つ」とある。夜回り は、朝に必ず太陽が昇る事を知っている。毎日毎日繰り返され、経 験によって絶対に昇るとわかっている。わかっているが、しかし物 理的時間は必ず経過しなくてはならない。詩篇記者は、更に確信を もって、信じて、夜明けを待つと言っている。その夜明けは必ず来 るのだから。 今は、あなたも主を待てと言われているだろうか。自分の思いや自 分の判断、自分の力で動かずに、主を待てと。「主はいつくしみ深 い。主を待ち望む者、主を求めるたましいに」。主を待つなら、慈 しみ深い主を知る事になる。自分の力では動かず、待つ中で、御言 葉を求め、主を求めよう。 ------------- 待つのは難しい。祈りながらも少しでも何かしたくなるが、朝を信 じて眠るように、主を信じてすっかり明け渡せるように祈ろう。主 の最善を信じて待ち望もう。