2022年05月07日(土) 「・・突然、天からの光が彼を巡り照らした。彼は地に倒れて、『サ ウロ、サウロ。なぜわたしを迫害するのか』という声を聞いた」使 徒9:3
「・・突然、天からの光が彼を巡り照らした。彼は地に倒れて、『サ ウロ、サウロ。なぜわたしを迫害するのか』という声を聞いた」使 徒9:3
主イエスを否定するサウロは、主を信じるクリスチャンを憎み、激 しい殺害の意に燃えて、迫害し捕らえ、投獄していた。それが神の 御心であり、正しい事だと信じていた。エルサレムだけでは気が済 まず、ダマスコにまで執拗に追いかけた。近くになった時に突然、 天からの強い光に照らされ、彼は地に倒れた。そこで主の御声を聞 いた。 「なぜ、わたしを迫害するのか」と。倒れた地面から起き上がった 時、失明していた。サウロにとって、自分自身が根底からくつがえ される、大変な衝撃だったろう。その後3日間、盲目の状態に置か れ、飲食もせず、真っ暗闇の中で、サウロはこれまでの事を考え、 今、起きた事を考え、これから先を考え、祈りに祈った事だろう。 サウロは「地に倒れた」時に、主の御声を聞いた。つまり主が倒さ れて、聞かせられた。私たちは全力疾走の時は、周囲の事は見えな いし、自分の事も見えない。行き詰まる時、失敗した時に立ち止ま る。私たちにも主は、止まらせるために、挫折や失敗、行き詰まり を通される。主のご計画があり、大きな祝福へと繋がる。 又、今、暗黒状態なら、主は祈らせたいのでは。立ち止まって振り 返り、現状を見据え、先について、祈りに祈ろう。「そこで、彼は 祈っています」、サウロは真剣な祈りの中、アナニヤが遣わされ、 見えるようにされた。「目からうろこのような物が落ち」、私たち も、暗黒を通過後、主がはっきりと、鮮明に見えるようにして下さ る。 ・・・・・・・・・・・・・・ 私たちにも、愛して下さっているがゆえの取り扱いがある。立ち止 まりの時、行き詰まりの時は、主に立ち返れる時、恵みの時だ。更 に親しく主と歩むようにされる。主に近くされる。どんな時も主の ご計画の中だ。