2022年09月06日(火) 「王は私に言った。『では、あなたは何を願うのか』・・『私の先 祖の墓のある町へ送って、それを再建させてください』」 ネヘミヤ2:4
「王は私に言った。『では、あなたは何を願うのか』・・『私の先 祖の墓のある町へ送って、それを再建させてください』」 ネヘミヤ2:4
ネヘミヤはハナニから、エルサレムの城壁が崩れ、門は火で焼か れ、悲惨な状態である事を聞いた。悲しみ、断食して主に祈った。 へりくだり、まず罪を告白し、昼夜切に祈った。重荷が増す中、4 ヶ月後、王の前に出た。悲しい顔つきに、王の方からネヘミヤに尋 ねた。 何か悲しみがあるに違いないと。ネヘミヤは率直に心の内を話し た。すると王は「何を願うのか」と。王はネヘミヤの心の重荷を察 した。そこでネヘミヤは、祈って王に答えた。ユダの地へ送って再 建させて欲しいと。王は願いを聞き入れ、快く送り出してくれた。 ここで学ぶ事ができる。 ネヘミヤは、まずエルサレムの現状を知った。そして行動するので なく、まず祈った。私たちの信仰生活も同様だ。目の前の問題を知 る事によって重荷が与えられる。まず現状を知らない限り、重荷の 持ちようがない。実状を見る事が大切だ。 そしてそれを祈りに持って行く時、更に重荷が増し加えられる。ネ ヘミヤは重荷が増し、何かをしたいと思った。その願いは答えら れ、主により環境が、次々と開かれて行き、すべての必要が備えら れた。私達もまず破れを正しく認識するところから重荷が生じ、祈 りにより、更にその重荷が深められる。 そして具体的に行動するように導かれる。ネヘミヤは再建した。あ なたにも主が再建のために、見せておられる重荷があるだろうか。 まず祈ろう。主はなすべき事を示し、導いて下さる。あなたを主の ご計画のために用いて下さる。 ---------- どこか漠然とした不安の中で祈ることが多いが、表面のことだけで 判断し、そのうち失望して諦めてしまわないだろうか。現状を確認 し、主が見せてくださる的に近づいて行こう。