2024年08月06日(火)

「ここに、サタンがイスラエルに逆らって立ち、ダビデを誘い込ん で、イスラエルの人口を数えさせた」T歴代21:1



ダビデは、人口調査をしたのだが、それはサタンの誘惑によるもの
だった。普通に人口を調べるために、人口調査は行なわれる。ヨセ
フとマリヤも住民登録のために故郷に行った。しかしこの場合は違
った。物理的に人口を数えるためではなく、ダビデの動機は、自ら
の力を誇りたいがためだった。

サタンが、ダビデを誘い込んで、人口を数えさせたとある。ヨアブ
が止めたが、ダビデは実行した。その結果、主の御心を損なった。
心の底に潜む罪は、普段は外に現われない。だが何かの要因があっ
た時に、以前からあったものが、外に現れ出る。ダビデは、サタン
の巧妙な誘惑に負けて、人口調査をしたが、その根は高慢の罪であ
った。

主によって与えられたものを、自分のものとし、自分の力として、
その軍事力を誇ったのだ。高慢は、霊的な罪だ。外側には見えない
が、その罪により、多くの人が倒れて来た。明けの明星が、天から
落ちたのも高慢の罪だ。私たちの心の底に根深く巣くう罪だ。高慢
を警戒しよう。自らの思い、意志を通す事は、自分を神とすること
だ。エデンの園でエバはサタンの誘惑により、自分が神になって生
きる道を選んだ。

しかし、主の十字架のあがないによって、私たちは正しい位置に戻
され、神を神として礼拝し、あがめて生きて行ける。何という恵み
だろう。かつて大きく祝福されていたのに、高慢になり倒れた人は
少なくない。絶えずサタンの誘惑が臨んでいる。この罪をことさら
警戒し、守られるよう祈っていよう。
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心に芽生えた罪は、サタンによって表に現されてくる。なんと恐ろ
しい事だろうか。自分ではわからない高慢の罪を、へりくだり主に
頼り、警戒していよう。