2024年09月06日(金)

「主は彼に向かって仰せられた。『あなたのその力で行き、イスラ エルをミデヤン人の手から救え。わたしがあなたを遣わすのではな いか』」士師記6:14



ギデオンは、敵ミデヤン人が恐くて、酒ぶねに隠れていた。主は、
そのギデオンに「あなたのその力で行き、イスラエルを救え」と告
げられる。「わたしがあなたを遣わすのだ」と。非常に驚いた彼は、
どうして自分がそんな事をしなければならないのか。とんでもない
とばかりに、自分の分団は最も弱く、その中でも自分は一番若く、
到底無理だと。

すると、主は「わたしはあなたと一緒にいる。あなたはミデヤン人
を打ち殺す」と。その時、彼は、あなたであるとの、しるしを見せ
て欲しいと願った。本当にこれが主からの事なのかを知ろうとした。
二度のしるしを求め、確かめた。その結果、主による事だと明確だ
った。恐くて隠れている彼に、主は「勇士よ」と語られた。ギデオ
ンが「勇士」だと。

今の恐れ怯えて隠れている彼ではなく、勇士として戦うギデオンを
見られた。又「あなたのその力で行き」と言われ、彼が弱く、若く
ても何の問題も無く、「あなたのその力」で良いと言われる。「主
が共におられること」「主が遣わされること」がすべてだ。

私たちも、自分の弱さと無力を嘆き、自分に何ができようかと、ひ
るんでしまう。主からの示しに対しても、自分を見るなら能力不足、
時間も富も力も何もかも不足だ。

しかし主は「その力で行け」と。あなたの力の問題ではなく、どな
たが共におられるかの問題だ。主が遣わされるので、必要な資源は
すべて主から来る。今、あなたも「その力で行け」と御声をかけら
れているだろうか。
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するべき事や求められるものに気づいていても、自分にあるものを
見て「ああ主よ、今は出来ません」の思いが来る。「その力で行け」
と主は言われる。主の御言葉を握り、主を信じて進もう。