2025年02月04日(火)

「さあ立って、あなたの妻と、ここにいるふたりの娘たちを連れて 行きなさい。さもないと、あなたはこの町の咎のために滅ぼし尽く されてしまおう」創世記19:15



主が、ソドムを「彼らの罪はきわめて重い」と言われ、争い、不道
徳、堕落、ひどい罪深さのために滅ぼされようとされていた。だが
アブラハムのロトのための執り成しにより、主は二人の御使いを送
られた。家族を連れ出せと。一刻を争う、限界状況だった。ロトは
娘婿に伝えるが、彼らは「はあ?罪?滅び?」、冗談、戯れ事にし
か思えなかった。

ロトの普段の生活や価値観を見ていた。神と世と二股かけて、世を
愛し、世の名誉、地位を求めて生きる人物に、突然、神の裁き、滅
びと言われても「何の冗談」と。何とロト自身ですら、滅びが迫る
中、逃げる事を「ためらった」。所有物への強い執着、未練で、財
産、名誉、地位、世のものを放したくなかっただろうか。

御使いが、もう間に合わないと、彼と彼の妻、二人の娘の手をつか
んで連れ出した。「命がけで逃げよ。後ろを振り返るな」と言われ
たのに、ロトの妻は途上で、世への執着で、後ろを振り返った。す
ると塩の柱になった。その後、二人の娘は父親と近親相姦を犯した。
ソドムの堕落した罪の影響を、娘たちも受けていた。

ロトは最初ソドムの「近くに」住み、次にソドムの町に「入り込
み」、
住人になり、次に「町の名士」になった。世に少しづつ〃引き込ま
れて行った。結局、家族をも救えなかった。私たちにも世のものを
手放せない「ためらい」があるだろうか。又、自分は大丈夫と、世
に近づくだろうか。知らず〃影響を受けてしまう。御霊に導いて頂
こう。
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誘惑は戦うのではなく、避けて逃げることだとロトから学べる。誘
惑には本当に無力だ。うかつに近づかず避けたい。御霊の導きに敏
感になり祈っていよう。