2004年09月04日(土)

「わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合うこと、これがわたしの戒めです」(Tヨハネ15:12)

あるクリスチャンが職場で証しに励んでいた。どんどんキリストの愛を伝えて行った。その中で、一人の女性が彼女にあらわに敵対して来た。意地悪で攻撃的だった。辛くて悲しくて、悶々と祈りの日々を送っていた。尚も執拗に非難と悪口を浴びせられた。辛くて泣きながら祈っていると、神は感情を横に置いて、親友のごとく接しなさいと言われた。嫌々ながら渋々ながら、神に自分を明け渡し、彼女を親友の一人に加えた。彼女の態度に関係なく、祈り、親切と誠意を尽くし、神の助けによりそれを続けた。すると、彼女が変わり、心開いて来た。とうとうある日、複雑な家庭環境、不幸な生い立ち、今の悩みを話してくれたのだ。神は祈りに答えて、彼女への愛を与えて下さった。
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観念的、抽象的なら幾らでも愛せて、全世界でも愛せる。目の前の難しい一人の人を愛する事で、信仰は試される。自分には出来ない事を認め、自分を明け渡して、意志の愛を神に向けて行く時、神は愛を与えて下さる。聖書の愛はすべて意志の愛。