2004年10月06日(水)

「自分の宝を地上にたくわえるのはやめなさい。虫とさびで、きず物になり、また盗人が穴をあけて盗みます」(マタイ6:19)

地上の宝は盗まれたり、傷物になるだけでなく、大きな危険がある。それは富に心が捕らえられ、執着する事によって、富が偶像となってしまうのだ。富が自分を守り、自分に喜びを与え、幸せにしてくれると錯覚してしまう。
富が神になる。それは偶像礼拝だ。二人の主人に仕える事はできないと言われたが、人間は誰しも富を愛している。富に頼り、持てば持つほどますます貪欲になる。富と神に仕える事は出来ない。富を愛し、執着すると神から離れて行く。誰しも欲望があり誘惑がある。富に執着の無い振りをするのではなく、心の底で富を愛している事を認め、神に拠り頼む事だ。神はそのような人を助け、富への執着から守って下さる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
富があれば安心するのは、偶像になってしまっている証拠だ。神ではなく、富に依存している。若い役人は富を放せずに、主のもとから去った。富は誘惑だ。富を愛する自分の姿を認め、祈る時に必ず守られる。自分にも欲望があることをきちんと認める事が、守られる道。