2008年05月07日(水)

「妬みや敵対心のあるところには、秩序の乱れや、あらゆる邪悪な行ないがあるからです」ヤコブ3:15


主の様々な奇跡のわざは、聖霊による
ものであった。しかし、パリサイ人た
ちは主のみわざを悪霊によるものと、
決めつけた。悪霊どものかしらベルゼ
ブルによって悪霊を追い出していると。
パリサイ人たちがそのように言ったの
は、心に潜む妬みと敵対心ゆえであっ
た。宗教指導者たちが、主を十字架へ
と追いやって行ったのは「妬み」であ
った。サウルもダビデを妬んだ。女た
ちが笑いながら繰り返した「サウルは
千を打ち、ダビデは万を打った」との
言葉を聞いた時、サウルは怒りに燃え、
ダビデへの嫉妬に燃えた。その妬みは
殺害の思いへとエスカレートして行っ
た。献げ物を受け入れられなかったカ
インは、神に受け入れられた弟アベル
を妬んだ。悔い改めて献げ直せば良か
った。しかし、嫉妬は殺人に至った。
妬みは人間の心の奥に巣くう罪だ。妬
みは人をも殺し、自らの人生を破壊さ
せ滅ぼして行く。人への批判や非難の
底に、実は隠れた妬みや敵対心はない
か。他のもので正当化し、幾らでも理
由をつけるが、本当は底にある妬みや
敵対心ゆえの批判だったりする。それ
らは苦い根だ。苦い根をそのままにし
ておくと、心にはびこり、様々な実害
を結ばせる。神の秩序を壊して行く。
悔い改め、苦い根を根こそぎ引き抜こ
う。よく心を御霊に探って頂こう。主
はきよめて下さる。
・・・・・・・・・
心に潜む妬みや敵対心は目に見えない
が、必ず邪悪な行ないとなって目に見
える形で現われる。隠れたものは出る。
苦い根は信仰を侵蝕し腐らせて行く。
悔い改めて、離れ、根こぎにして頂こ
う。