2011年02月03日(木)

「私は黙し、口を開きません。あなたが、そうなさったからです」詩編39:9


この詩編記者は、病にあり、苦しみの中で「なぜですか、どうしてこんな目に会うのか」との不満が鬱積していた。しかし、舌で罪を犯してはいけないと、口に口輪をはめた。しかし、黙していると、ストレスが更に高じて内攻し、鬱積し爆発しそうだった。

それを、彼は人にでなく、神にそのままぶつけた。心の中の本音を吐き出し、気持ちの洗いざらいを神に告げた。人生は、はかなく虚しいと。心の内をことごとく吐き出した時に、信仰が帰って来たのだ。この虚しい人生での望みをかけられるのは何かと、見上げた時に、神を見い出した。

「私の望み、それはあなたです」と。そして、本音を神にことごとく告げた後、私は黙し、口を開かないと言っている。同じ、口を開かないだが、最初の口輪をはめ、ストレスに陥ったのとは全く異なる。「あなたがそうなさった」と、すべてに神の主権を認め、神のご計画がある事を認め、それを受け入れ、すべてを神の御手に委ねたのだ。

心の内を、自らの気持ちをことごとく神にさらけ出したゆえに、御手から来たものを、受け入れることができた。ここで学ぶ事ができる。私達も自らの奥底の気持ちを、本音をことごとく神に告げて、初めて、神のご計画を受け入れる事が出来る。あなたもことごとくを神に告げよう。
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言葉で失敗するより、静まり口を開かないよう訓練しよう。心のなかでサタンも会話に加わって来る。神様に語ろう。不満、不安、気がかりな事、すべて言ってしまおう。神様からの答えを待つ忍耐も与えられる。