2011年06月05日(日) 「私はまた、あらゆる労苦とあらゆる仕事の成功を見た。それは人間同士のねた みにすぎない。これもまた、むなしく、風を追うようなものだ」伝道4:4
「私はまた、あらゆる労苦とあらゆる仕事の成功を見た。それは人間同士のねた みにすぎない。これもまた、むなしく、風を追うようなものだ」伝道4:4
ここでは、人間社会の様々な分野、仕事での成功は、人の心にある「妬み」を原 動力に、妬みをバネにして、成し遂げられていると言っている。妬みには、大き な力がある。私たち人間の一番奥底に、「妬み」が存在し、これは誰しもに根深 くある。 普段、私たちの行動の「動機」は何だろう。ここ数日間の事を考えてみると、な ぜ、あのように行動したのか。あの言動の「動機」は?あの事、この事、それは 何に突き動かされたのだろう。ライバルへの妬みか、勝ちたいとの競争心か、も し動機が妬みや競争心であれば、それは虚しいと言っている。 一見何かを成し遂げたとしても、実がなく、平安や喜びがない。風をつかもうと するように虚しいと言っている。ある人が職場で良い仕事が出来た。職場に良き 貢献となり、皆からも褒められ、感謝された。うまく出来た事に自分でも満足し た。 しかし、心の奥で、何かが違うとの感覚があり、平安が無い。主の御前に静まり、 祈り、御霊に心を探って頂いた。心広げて、主と交わっていると、根にあるも のが、実はライバルへの競争心であり、優りたい、勝ちたいとの思いだった。 そのために良い仕事がしたい。主への感謝、主の栄光などで無く、うまく行けば、 自分を誇り、優越感に浸り、自分、自分しか無かった。主の御前に心から悔い改 めた。主の平安が戻った。心がざらつく時、御霊に心を探って頂こう。間違いを 示し、平安へと導いて下さる。 ・・・・・・・・・・・・・・・ 仕事や奉仕の動機が、どうだろう。競争心、野心、自己実現、自己満足であれば、 実を結ぶことがなく、天に宝を積むことがない。普段、無意識でわからない。御 霊による気づきから、すべての祝福が始まる。実を結ぶ働きへと変えられる。