2011年10月06日(木)

「神はダビデをサウルの手に渡さなかった」Tサムエル23:14



人々の賞賛を受けるダビデを妬んだサウル、その妬みは憎しみへと増幅し、殺害の意に燃えて、執拗にダビデを追う。ある時、ダビデはケイラの人々をペリシテの手から救った。しかし、サウルがそれを耳にし、ケイラに下り、ダビデを封じ込めようとした。ダビデはケイラの人々が裏切る事を、神より告げられ、再び荒野へ逃亡する。

しかし、ダビデが逃げた事を知ると、サウルは討伐を止めた。サウルは執念深く追うが、神は決して、ダビデをサウルの手に渡されなかった。ダビデは荒野に潜伏する事になる。命をつけ狙われ、いつ殺されるかわからない、まさに死と隣り合わせの恐怖だ。サウルは一国の王であり、ダビデは僅か600人の部下がいるだ
けだ。いざとなればサウルは国民全体をも招集できる。

しかしその時、ヨナタンがダビデのもとへ来て「神の御名によってダビデを力づけた」。「恐れることはない。父の手があなたの身に及ぶことはない。あなたこそイスラエルの王となる」と。神がダビデをサウルの手に渡されないと。ヨナタンは状況でなく、神の約束を見ていた。

王の息子が、ダビデに、あなたこそ王で、自分は次に立つ者と言った。ヨナタンの信仰だ。「神の御名によって力づける」とは、神の約束と御心に基づき力づけることだ。神の御旨が成就する。どんな危機的状況であっても、すべては神の主権と支配の中だ。委ねて平安でいよう。
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見るべき所をしっかりと見て確信が与えられますように。そしてヨナタンのような素直な信仰で従い、神様のする事に間違いはないとの信仰の力づけが私達にも与えられますように。