2012年07月06日(金)

「しっかりしなさい。わたしだ。恐れることはない」マタイ14:27



主は弟子たちを舟に乗せて、先に向こう岸へ行かせられた。しかし、弟子たちは湖で嵐に会う。彼らは漁師であり、いつも経験している事だ。そのプロのベテラン漁師が、身の危険を感じるほどの大嵐であった。死ぬかもしれない恐怖、困難、苦しみの中でもがいていた弟子たちのもとに、主が近づかれた。弟子たちは驚き、幽霊と間違い怯えるが、「しっかりしなさい。わたしだ。恐れることはない」と。

「わたしである」「わたしがいる」と。だから「恐れるな」と。この嵐のまっただ中に、「わたしがいる」、この事がわかれば、問題は解決する。だが、どうだろう。逆に、私たちは、嵐の中でパニックになり、主が吹っ飛んでしまう。又、問題が大き過ぎて、あるいは、悲しみが大き過ぎて、主が見えなくなってしまう。主ではなく、目の前に立ちはだかった問題ばかりを見てしまう。

又、対人関係で、敵対して来る人で心が占領されてしまい、主が見えない。しかし、主はここにおられ、「わたしだ」と、目の前のその問題の、悩みの、まっただ中に、おられる。今、悩み、問題のために、主を見失っているだろうか。問題に飲み込まれ、思い煩いと不安、恐れの中にいるだろうか。問題を見ている目を、「わたしだ」と、目の前におられる主に転じよう。問題の中に、主に来ていただく時に、「ふたりが舟に乗り移ると、風がやんだ」。風が止む。心に平安が臨む。
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クリスチャンは環境を恐れるか神様を恐れるかのどちらかだ。環境を見て人を見て恐れている時は神様を忘れいている。パニックの中にも、わたしだ、恐れることはないと言われる主を覚えよう。