2013年04月05日(金)

「こうして、毎日彼女が同じことを言って、しきりにせがみ、責め立てられたので、彼は死ぬほどつらかった」士師記16:16


サムソンは力の賜物を与えられたナジル人であった。しかし、デリラによる誘惑に勝てなかった。誘惑は少しづつ、しかし執拗に欲望に働きかけてくる。最初は、少しなら大丈夫と油断してしまう。アル中やギャンブル依存、薬物依存の人も、少しならどうという事ない、何の影響もないと思い、段々と深みにはまって行く。デリラは、ペリシテ人の領主たちに、サムソンの力の秘密を探るよう頼まれた。それでサムソンに力の秘密を尋ねるが、3回もだまされ、しつこくサムソンにせがむ。

毎日同じことを言って、しきりにせがみ、責め立てたので、サムソンは死ぬほど辛かった。デリラを失う事がこわいサムソンは、とうとう力の秘密を明かしてしまう。髪の毛をそり落とされ、ペリシテ人に捕らえられてしまった。「毎日、しきりにせがみ」私たちもどうだろう。毎日しきりに執拗に聞く言葉が、肉の言葉、サタンの言葉であればどうだろう。

サムソンがデリラの誘惑に負けてしまったように、行為へと進んでしまう。そして「彼は主が自分から去られたことを知らなかった」、何と悲しい事だろう。反対に、主のおしえを喜びとし、昼も夜もその教えを口ずさむなら、どんなに祝福だろう。「キリストのことばを、あなたがたのうちに豊かに住まわせ」その時、御霊に満たされ、主の御心に生きて行ける。
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しきりに執拗に来る思いや言葉がつらいのなら、心に平安がないのは何故だろうと主に尋ねて行こう。惑わされやすい者だからこそ、やがて誘惑が結実しないよう、祈り、主のみ言葉を求めて行こう。