2015年09月05日(土)

「あなたは、あなたの生まれ故郷、あなたの父の家を出て、わたし が示す地へ行きなさい」創世記12:1


アブラムは年老いた父テラと、甥のロトを連れ、妻と共にウルを出
る。カランという町に住み着くが、父のテラは、そこで亡くなった。
するとその後、主はアブラムに言われた。「あなたは生まれ故郷、
父の家を離れて、わたしが示す地に行きなさい」と。

アブラムに、神の御声が臨んだ。75歳だった。「信仰によって、
アブラムは、受け継ぐべき地に出て行けとの召しをこうむった時、
それに従い、行く先を知らないで出て行った」。信仰によって、行
き先のはっきりしない旅に出た。アブラムの信仰だった。

ウルを出る時に、長い間に培われた人間関係も慣れ親しんだ環境も
捨てて、出発した。安心できて、居心地の良い居場所を出た。そし
てカランに住み着いた。だがそこにとどまらず、更に先に行くよう
に告げられた。ちょっとは休みたい、とどりたいと思ったかも知れ
ない。しかし、神の御声に、示しに従った。

私たちにも、主は、居心地の良い今の場所を出て、新しいチャレン
ジに一歩踏み出すように、言っておられるだろうか。御声が来たな
ら、従おう。先は見えないので、不安も恐れもあるかも知れない。
しかし神の御声には、ためらわずに従うことが大切だ。

「そうすれば、あなたを祝福し、あなたの名を大いなる者とする」
そこには大きな祝福が備えられている。従う時に初めて、神の御言
葉の確かさ、真実を経験して行く。神の愛を味わって行く。

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「事を実行する人は、その行ないによって祝福される」とあり、主
から示しが来たなら、実行できるよう、助けを求めて祈ろう。時に
御心はしたくなかったり、難しい、無理と思える。サタンも妨害し
て来る。祈ろう。祈って行く時に、従えるようにされる。