2016年07月06日(水)

「イエスは、悪魔の試みを受けるため、御霊に導かれて荒野に上って行かれた」マタイ4:1




悪魔の第1の誘惑は、40日断食後の主に向かい「石がパンになる
ように命じよ」というものだった。主が、自分の力で自分の必要を
得るようにとの誘惑だった。しかし主は「神の口から出る一つ一つ
の言葉で生きる」と。神の言葉が食物で、自分の力でなく、神の言
葉により必要が満たされること、つまり神への信頼の中で生きると
立ち向かわれた。

すると悪魔は、それならと、御言葉を持って来て、第2の誘惑をし
かけた。「神殿の頂から下に身を投げてみよ。神が御使いに、支え
させ、石に打ち当たることがないようにされると、書いてあるでは
ないか」と。神に信頼すると言うのなら、神が御使いに命じて支え
るから、身を投げてみよと。

主は、これに対しても、やはり御言葉で「神を試みてはならない」
と退けた。詩篇91:11、12と比較すると「すべての道で」が抜けて
いる。これは神の御旨に従い、御心の中にいるなら守られるとの意
味だ。自分勝手な道に歩み、守られる保障はないし、神を試して守
られる事はない。悪魔は、私達を誘惑し神を試させる。うまく御心
からそれさせる。そして失望落胆させる。悪魔の誘惑だ。

第3の誘惑はこの世のもの、栄華、地位、名誉、富、賞賛・・これ
らは人間にとって非常に魅力的な誘惑だ。世のものを愛する罪に陥
ってしまう。「ひれ伏して私を拝むなら、全部差し上げよう」と。
主は、全世界の王にしようとの誘惑にも「あなたの神である主を拝
み、主にだけ仕えよ」と悪魔を撃退された。あなたにも、今、誘惑
が来ているだろうか。主に拠り頼もう。
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目に麗しく慕わしい物や情報は世に溢れ、サタンの声は肉にとても
心地よい。主を見ずに落ち込む日は一日中サタンが友達だ。攻撃に
晒されている。すぐに気付けるよう、朝一番に主に頼もう。