2016年11月05日(土)

「どうしてそんなにこわがるのです。信仰がないのは、どうしたこ とです」マルコ4:40


主は小舟で、弟子たちと共にガリラヤ湖に乗り出された。主は、疲
労の余り、舟に乗り込むや熟睡された。そんな中、嵐に会う。荒れ
狂う湖で、弟子たちは悪戦苦闘だ。舟は波をかぶり、水でいっぱい
になった。このままなら転覆してしまう。ベテラン漁師の彼らが、
溺れて死にそうと、恐怖を感じるほどの嵐だった。

彼らは主を起こし、「私たちが溺れて死んでもよいのか」というふ
うな言い方で主に詰め寄った。しかし、舟には主がおられるのだ。
だいたい、主が乗っている舟が沈むことなどあり得ない。そしてそ
の前に「向こう岸へ渡ろう」と言われた。主の言葉は絶対だ。100
%向こう岸に着く。

私たちも、目の前に波風逆巻く状況に遭遇する時、主が飛んでしま
い、御言葉が飛んでしまう。状況に飲み込まれてしまうだろうか。
しかし、舟が水でいっぱいになったとしても、身の危険を感じるほ
どであっても、必ず向こう岸に着く。「信仰がないのは、どうした
ことです」と、嵐の問題でなく、信仰の問題だよと言われている。
信仰を働かせよと。

目の前で、波風逆巻いていても、どんなに厳しい状況であっても、
「恐れないで、ただ信じていなさい」、主を信じて、御言葉に立っ
ていよう。そうできるよう、御霊の助けを求めて祈ろう。その時、
主が生けるまことの神であることを、見せられて行く。

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目の前に、突発事態が生じると、大きく揺れ動いて、主も御言葉も
吹っ飛んでしまう。目の前の状況しか見えなくなる。「向こう岸へ
渡ろう」との主の言葉があること、今、主が同じ舟におられること、
そこに目を転じよう。