2017年01月06日(金)

「私とともに主をほめよ。共に、御名をあがめよう」詩編34:3



その前の節に、ダビデは「私はあらゆる時に、主をほめたたえる」
と言っていて、「あらゆる時」だ。つまり喜びの時、順境の時だけ
でなく、苦しみの時、悲しみの時も、「常に」「すべての時」だ。
実際、この時は、とんでもない苦しい悲惨な状況だった。サウル王
から一方的な妬みを受け、ダビデはサウルから命を狙われ、逃げ回
っていた。

そんな中、窮地の策で、サウルの敵であるガテ王アキシュのもとに
身を寄せた。しかしその家来たちがダビデの正体を知っていて、王
に告げた。恐れたダビデは追い詰められ、身の危険を感じ、何と気
違いの振りをした。気が狂った演技をし、ひげによだれをたらし、
屈辱的な、惨めで最悪の状態だ。

アキシュからも追い出され、ほら穴に逃げ込んだ。何という状況だ
ろう。その直後に、「私は主をほめたたえる」と言ったのだ。「私
の口には、いつも主への賛美がある」と。順境で喜びの時に、賛美
するのは、誰でもする。しかしそうではなく、恐怖で、惨めで、弱
く、窮地の、苦しみのまっただ中で、ダビデは賛美した。

このような状況では、落ち込み、無気力になり、愚痴と不満でいっ
ぱいが普通かも知れない。しかしダビデは主を信頼していた。主は
共におられる。最悪の状況の中で、主を仰いで行った。その時に、
主は答えて下さる。「この悩む者が呼ばわったとき、主は聞かれた」。
私たちも、主を呼ぶ時、主は答えられる。私は主を呼
び、主は答え
て下さる、この繰り返しの中で、主への信頼が深められて行く。
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どんな苦しい現実であってもそこに主を見て行けたら勝利だ。何処で
あっても主にある自分を保つことができる。主に信頼し、主に感謝し
、賛美しよう。主が陣を張り助けてくださる。
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