2018年09月05日(水)

「こわがることはない。マリヤ。あなたは神から恵みを受けたのです」ルカ1:30



突然、御使いが、マリヤに現れた。「おめでとう。恵まれた方」と。
マリヤにすれば、考えられもしない、突如の出来事だ。何の前ぶれ
もなく、突然に、神が、人生に大きく介入して来られ、一方的に
「みごもって、男の子を産む」と言われたのだ。何という事だろう。

マリヤは、ヨセフと婚約していて幸せな時であり、結婚の準備をし
つつ、将来の生活を思い描いていたであろう。しかし一方、マリヤ
はメシヤの到来をずっと聞いており、信じていた。だが、余りも唐
突な戸惑う出来事だった。処女で出産するなどとは。当時、婚約中
の姦通は石打ちの刑だ。

おことば通りこの身になるなら、死ななければならない。それこそ
命がけだ。それに、ヨセフとの関係はどうなるのだろう。聖霊によ
ってみごもったなどと、どうして信じられるだろう。ヨセフをどん
なに傷つけ、恥をかかせる事か。信頼関係はめちゃくちゃだ。婚約
は破綻するだろう。

非常な恐れと不安があった事だろう。しかし、そんな中でマリヤは、
主のために、自分自身と自分の人生を、差し出した。「おことばど
おりこの身になりますように」と何もかもを明け渡した。これはマ
リヤが思いついた事ではなく、選んだ事ではない。「自分の思い通
りになりますように」ではなく、まさに命がけで「あなたのお言葉
どおり、なりますように」だ。

このマリヤの従順により、救い主の誕生が実現した。今、目の前に
戸惑う事態があるだろうか。マリヤが特別に選ばれたように、あな
たを主の素晴らしいご計画のために選ばれている。明け渡せるよう、
自分では出来ないので、まず祈ろう。
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予想外の出来事にはまず恐れが来る。先は全く解らないがどれも主
から来ているものと今の不安を主に祈ろう。不安の中でも主が助け
てくださる。一歩、一歩、預かっていきたい。