2019年04月05日(金)

「万軍の主よ。なんと幸いなことでしょう。あなたに信頼するその人は」詩篇84:12



ハドソン・テーラーのよく知られている証しがある。彼は、医者の
助手として働いていた。その医師は給料をよく渡し忘れるので、そ
の時には言うようにと、本人から言われた。その時、彼は、もしそ
ういう時には申し出ずに祈り、神から直接答えを頂いて、信仰の訓
練としたいと考えた。やはりその月、医師は給料の支払いを忘れた。

それで言わずに祈っていた。すると段々食料も底がついて来た。残
りが銀貨1枚になった。丁度その時に貧しい子供が来た。母親が病気
で困っている。手元には銀貨1枚だ。2枚あれば喜んで1枚上げる
が、1つしか無いので、あげられなかった。その後、祈り始めたが
「偽善者」との思いが来る。「祈りよりも、それを与えるべきだ」
と。

出来ない自分に、神のみに頼る信仰など無いと知り、惨めになった。
しかし結局は上げて財布は空になった。だが心はすっきり晴れやか
になり、平安で満ちた。その日の夕は残り物を食べ、しかし翌朝か
らもう何も無かった。主に拠り頼み、祈り続けていた。すると早朝
に郵便が来た。封筒を開くと彼が与えたお金の数倍が入っていた。

そのお金が無くなる頃、医師が給料の事を思い出してくれた。神は
真実であり、生きて働いておられる。「彼らはあなたに信頼し、彼
らは恥を見ませんでした」「正しい者が見捨てられたり、その子孫
が食べ物を請うのを見たことがない」。
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すぐに自分の力や人に頼り、限界が来なければ神のみに頼る事がで
ない。そのような不信仰な者なのに、神はいつも信頼して生きよと
待っていてくださる。何と感謝なことだろう。