2020年08月06日(木)

「ダビデは心の中で言った「私はいつか、いまに、サウルの手によ って滅ぼされるだろう。ペリシテ人の地にのがれるよりほかに道は ない」Tサムエル27:1


いつも主を仰いで、主の導きを求めていたダビデだが、ここでは
「心の中で言った」とある。主への語りかけでなく、自分自身に語
った。つまり祈らずに、自分の思いで行動してしまった。ずっとサ
ウルにつけ狙われ、常に死と隣り合わせの日々は、どんなにストレ
スで、緊張状態だったろう。

敵であるペリシテの地に入れば、サウルも諦めるだろうと思ったの
だった。私たちも様々な思いは絶えず巡りに巡る。しかしその肉の
思いに従うと失敗してしまう。ダビデは、自らを救うために、部下
と家族と共にペリシテの地に入った。周囲も巻き込んでしまう事に
なる。

サウルはダビデが強敵ペリシテの地に入ったと知ると二度と追わな
かった。しかし、肉の判断と行動は、御心からそれて、苦しい刈り
取りとなる。アキシュのもとで、部下と共にゲシュル人、ゲゼル
人、
アマレク人を襲った。だがアキシュには、ユダのネゲブ、エラフメ
ル人のネゲブと同胞イスラエルを襲っていると嘘をついた。

そしてその嘘がばれないよう、一人でも告げる者がないよう男も女
も皆殺しにした。そんな時ペリシテは、イスラエルと戦うために軍
隊を招集した。ダビデはアキシュから共に出陣するよう求められ
た。
何と同胞と戦うはめになってしまった。

大変な窮地に陥ったが、首長たちから、ダビデが裏切るかも知れず
と、同行阻止にとの横やりが入った。主が介入され、ダビデは主に
より同胞と戦う事から守られた。祈らずに、自分の思いに誘惑され
て動くと失敗し、罪を重ねてしまう。いつもまず主を仰ぎ、祈ろ
う。
必ず御心の平安の道へと導いて下さる。
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自分の悟りに頼ると急転直下で泥沼へと進んでいく様を見せられ
る。
自分の目は簡単に曇り、真っすぐに見てしまう。大丈夫だろうかと
常に主に尋ね、頼ろう。