2022年04月05日(火)

「ペテロは、『きょう、鶏が鳴くまでに、あなたは三度わたしを知 らないと言う』と言われた主のおことばを思い出した」ルカ22:61


ペテロは、主に、「ごいっしょなら、牢であろうと、死であろうと
、覚悟はできております」と、死んでもついて行くと言い切った。
その時に主は「今日鶏が鳴くまでに、あなたは三度、わたしを知ら
ないと言う」と言われた。そして主が兵士たちに捕らえられた時、
ペテロは、その通りに、三度も主を否んでしまった。

その時に鶏が鳴いた。主を裏切ってしまったのだ。主が振り向い
て、
ペテロを見つめられた。ペテロは主の言葉を思い出した。ペテロの
何もかもを、ご存じの主のまなざしは、裏切ったペテロへの愛と慈
しみに満ちていた。決してペテロを責めていなかった。赦しと変わ
らぬ愛に満ちた優しいまなざしであった。

だからペテロは、外に出て、号泣した。取り返しのつかない後悔
と、
主の優しさが身にしみて、泣いて泣いて泣きじゃくった。もしこの
時、非難や冷ややかな目で見られたなら、あの後の、諸教会のリー
ダーとしてのペテロは無かったし、二度と立ち直れなかったろう。

ペテロは自分の弱さをとことん思い知り、主のご愛を思い知った。
ペテロは砕かれた。その後、よみがえりの主が、その愛により、
ペテロを見事に回復させて下さった。そして、羊を飼うようにと、
新たな使命を下さった。

主の愛はペテロを癒し、よみがえらせた。私たちも同じ愛で、愛さ
れている。どれだけ失敗しても、そのための十字架だとの、主の慈
しみのまなざしが注がれている事を覚えよう。
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自分の弱さも知らず、いつでも思うように動けると思ってしまう。
主のあわれみと力強い助けがなければ、何一つ御心に従ってはい
けないと覚えていたい。主の尽きない愛とあわれみに感謝だ。