2023年02月02日(木)

「わたしはあなたがたのために立てている計画をよく知っている・ ・」エレミヤ29:11



ある人の証しだ。子どもが、ある事態でつまずき挫折した時に、子
どもは今までの鬱積が爆発し、道をそれて行った。非行に走り、暴
走族に入り、家を出た。その後、警察沙汰を起こし逮捕された。親
は悩み、苦しみ、打ちのめされた。なぜこんな事にと、心で子ども
を責め、怒りも湧く。

又、自分自身も責め、落ち込んで行く。苦しみと悲嘆の中で、どう
にも出来ず、主の御前に行き、心をさらけ出し祈りに祈った。絶望
だった。落胆、怒り、嘆き、悲しみ・・、ちぢに乱れた心の内を、
そのまま主に持って行った。

重い心で主の御前におり、祈り続けていた時に「わたしはあなたが
たのために立てている計画をよく知っている」「すべての事を働か
せて益として下さる」「イエスは、しようとしていることを知って
おられ」と御言葉が臨んで来た。「神を信せよ」と。どん底で真っ
暗だった心に光が射して、主を信じようとの思いが与えられた。

世間体、人の目が気になるプライドの高い自分、子どもを変えよう
〃としていた自分に気づかされ、変わるべきは自分と、心底の悔い
改めが与えられた。自分が砕かれた。「主よ。私をあわれんで下さ
い」の祈りだった。自分が変えられ、子どもに対する思いも、見方
も変えられた。

主に、子どもをゆだねる事ができて、心に平安が来た。子どもをあ
るがまま受け入れる事ができ、自分でなく、主のみわざだった。す
るとその後、子どもは変わって行き、主のもとで新しい歩みに導か
れた。親子共に、どん底の中で主のあわれみは尽きなかった。
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自力で歯をくいしばって耐え忍んでいると、いつか人も自分も責め
てしまう。主に委ねてからの忍耐は、主の時を待ち望む力も主が与
えてくださる。主の良い時に必ず益が成る。平安を受けよう。