2024年02月03日(土)

「イエスは起き上がって、風をしかりつけ、湖に、『黙れ、静ま れ。』と言われた。すると風はやみ、大なぎになった。」マルコ 4:39


日常生活の中で、不安や恐れは、誰しも経験する。突如の事態が
起き、恐れでいっぱいで、どうにもならない状況を経験した事が
あるかもしれない。心配で眠れず、食事もとれず、何も手につか
ない。幾ら大丈夫だと思っても、だめなのだ。心は、地に足つか
ずの状態で、立ち騒いでいて、恐れに支配されてしまう。

目の前にある問題や悩みそのものより、「恐れ」に飲み込まれて
しまい、どうにもならない。湖で、小舟が木の葉のように揺れ
て、舟は波をかぶって、今にも沈みそうだろうか。様々な悩み問
題が襲って来るが、問題が、問題なのではなく、それに向かう私
たちの態度が問題だ。

主は湖の嵐を静め、大凪にされ、「どうしてそんなに恐がるので
す。信仰がないのはどうしたことです」と言われた。恐れの原因
は、「信仰がないのはどうしたことです」との不信仰からだと。
主は「向こう岸へ渡ろう」と明言された。主がそう言われたのだ
から、途中に何があろうと、100%向こう岸へ渡れるのだ。

弟子たちは、突風に、目の前の状況に飲み込まれてしまい、主も、
その言葉も、嵐と共に吹っ飛んでしまった。その時、必ず恐れに
支配されてしまう。「恐れないで、ただ信じていなさい」「心を
騒がしてはなりません。神を信じ、またわたしを信じなさい」。

今、恐れがあるなら、まずそのまま主に持って行こう。ありのま
まを主に告げよう。主に向くことだ。「黙れ、静まれ」の、主の
ひと言葉が、揺れ騒いだ心をなぎにする。
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恐れは来るが、恐れるたびに主を呼ぼう。「黙れ、静まれ」と
心を落ち着かせて下さる。信仰へと導き返して下さる。その主が
同船していて下さり、いつも共におられる現実に、何と感謝だろ
う。