2005年02月02日(水)

「欲がはらむと罪を生み、罪が熟すると死を生みます」(ヤコブ1:15)

有名な例え話がある。象が人の寝ているテントに入る話だ。テントに入れて欲しいと願うが、とんでもない話で即座に断られる。象は粘り、鼻の先で良いと交渉、それくらいならと、許可を得た。次は鼻の半分、次は鼻だけと願い、気づいた時には象一頭が丸ごと入ってしまったという話だ。罪は同じだ。ほんの少し、これくらいと大目に見ている内に序々に知らぬ間に侵入し、ついにあなたを丸ごと飲み込んで、滅ぼしてしまう。誘惑は、必ずあなたの欲望と合致して、巧妙に来る。欲望と合致しているので、しばしば気づかない。生活に大目に見て許している小さな罪、些細な罪があるか。あなたが許可しているから入れるわけで、その罪は見逃していると、いつしか拡大し、致命傷となる。その罪を拒否し、捨て、離れよ。
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火遊びするとやけどをするように、罪と戯れると必ずやけどをする。自分がいかに弱いかを知り、罪から身を離す事だ。自らの欲望の強い所に来た誘惑を受け入れると、罪になり、その罪に浸ると死に至る。今日もよく心を見張り、誘惑にノーと言おう。