2006年12月06日(水)

『彼らは近寄って行ってイエスを起こし、「先生、先生。私たちはおぼれて死にそうです」と言った』ルカ8:24                

              
弟子達は自分の力で舟をこいでいた。プロ
の漁師だった彼らは、舟をゆうに操作する
事が出来た。しかし、嵐に会い、プロの腕
でもどうにも出来ない、このままでは沈没
する危機状況に追い込まれて、初めて舟の
中の主に助けを求める。その時、主のひと
言葉でなぎになってしまった。私達も、主
に頼らなくてもやって行けるので、普段は
主をともの方へ追いやっていないか。対処
不可能な事柄に、自らの無力を認めて、主
に助けを求める事は幸いだ。弟子達もプロ
のプライドを捨てて、無力を認めて主を求
めた。普段はわからず、主に頼らず自分で
舟をこいでいる部分を、試練の時に明らか
にされる。あなたにも、自分で舵取りして
いる所を、気づかされるか。自分で何とか
しようとしている、その所を主に委ねよう。
ギブアップする時、主が乗り出され、問題
解決して下さる。
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ギブアップ、自分に何も無い、徹底的無力
を知る事が最高の祝福だ。そのどん底に主
がおられる。そこでないと真に主に出会え
ない。砕かれて初めて主を知り、そのため
の嵐であった事を知る。嵐が恵みであった
とわかる。