2007年04月04日(水)

「彼は、自分の羊をみな引き出すと、その先頭に立って行きます。すると羊は、彼の声を知っているので、彼について行きます」ヨハネ10:4



「羊はその声を聞き分け」とあるよう
に、羊は良い羊飼いの声を聞き分けて
ついて行くのであるが、しばしば惑わ
す違う声も聞こえて来る。羊飼いの声
を妨害する様々な声だ。サタンの声や、
人の声や、自分の内の欲望から湧き上
がる声だ。それらは紛らわしくて、時
々混乱し、間違えそうになる。が、よ
く耳を澄ませるとわかる。サタンや欲
望の声は暗く、狡猾で、心が重苦しく
なり、沈み落ち込んで行く。羊飼いの
声は平安で、明るく、希望があり心が
満ちて来る。しかしながら、内側から
湧き出る自我からの声は強烈であり、
羊飼いの声をさえぎってしまう。その
自我を光の中にはっきりと出す事だ。
それが勝利の秘訣だ。自己中心、自分
の賞賛、高慢、妬み、虚栄、貪欲、名
誉欲、プライド、様々な肉欲だ。暗闇
の中の自我を聖霊の光の中へ、明るみ
に出す時、暗闇は光となる。自分では
っきり一つ一つを「認める」事だ。そ
の時、変えられて行く。今日も様々な
声が混線する。どの声に聞いて行って
るのだろう。その中に一つ良き羊飼い
の御声がある。愛の御声だ。心の底に
平安を与える御声だ。その声について
行こう。
・・・・・・・・・・
罪の指摘も主ははっきりと一点を指し
示される。だがサタンは漠然とした罪
意識で暗く重く沈ませる。不安、暗さ、
恐れ、重苦しく沈み込むむ思いは、神
からのものではない。