2007年12月06日(木)

「あなたがこの国に来たのは、もしかすると、この時のためであるかもしれない」エステル4:14



エステルの物語は不思議だ。一つ
一つの出来事がパズルが完成して
行くピースのようだ。不思議に、
王妃ワシュティが退けられた後、
エステルが王妃とされた。ハマン
のユダヤ人への悪巧みをモルデカ
イが知った。エステルの宴会への
誘いを王は受け入れた。その夜、
王はたまたま眠れなかったので、
年代記を読んだ。そこでたまたま
モルデカイの功績を知った。王は
モルデカイに栄誉を与えようと思
い至った。王はエステルの願いに
耳を傾け、聞き入れた。どの一つ
が抜けても、結果が違ったであろ
う。ハマンの悪巧みは成就され、
ユダヤ人の虐殺が行われただろう。
ここに完璧に状況を支配しておら
れる、摂理の神を見る。ルツの物
語もしかりだ。ルツがナオミにつ
いて帰国したのが、たまたま大麦
の刈り入れの時だった。生計のた
め落ち穂拾いを始めると、はから
ずもボアズの畑であった。又、丁
度その時、たまたまボアズがやっ
て来たのだ。私達には偶然は存在
しない。一つ違わず、神の導きで
あり、神の配剤だ。神の配慮が私
達の生活に張り巡らされている。
過去を考える時、あの時も、この
時も、時ピッタリの不思議な取り
計らいを見い出す。完璧な御手の
支配の中にある事を覚える時、思
い煩いはいっさい不要だ。間違い
なく神のご計画が成っている。
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私たちは今しか見えない者だ。
渦中にあっては辛い毎日かもしれ
ないが、どうか信仰の目で前を見
て歩めますように。今日も神様の
御手の内にある。