2008年01月06日(日)

「しかし、満ち足りる心を伴う敬虔こそ、大きな利益を受ける道です」Tテモテ6:6

金持ちになりたがる人たちは、誘惑と
わなと、愚かで、有害な多くの欲に陥
るとある。富を持っても、持っても、
決して満足する事がない。飽くことな
く更に富を求める。これは富ではなく、
「貪欲」という「欲望」に陥っている
からだ。必要が満たされていても満足
する事がない。果てしなく富に渇いて
求めて行く。どこまで行っても満たさ
れる事がなく哀れで悲惨だ。これは
地位、名誉、人からの賞賛にも当ては
まる。又、人々は多くのストレスを抱
えて生きている。対人関係、子育て、
昇進、成績、将来の不安・・これらの根
底には、人との比較が大きく在る。習
い事、塾、他の子供達と同じでなけれ
ば、親は不安でたまらない。周囲を見
ながら心は焦りを募らせる。職場や学
校、近隣で人と比較し、絶えず優位に
立っていたい。それによって満ち足り
ようとする。しかし、劣っている事が
わかるとストレスになる。拠って立つ
所が優越感という高慢であり、優越感
を求めるのは、劣等感があるからだ。
この間を行ったり来たり、消耗し疲れ
果てる人生だ。「衣食があれば、満足
すべきです」何一つ持たないで来たし、
何一つ持って出る事も出来ない。今、
生かされている事を「感謝する」これ
が満ち足りる心を得る秘訣だ。感謝し
て行く事が、心を満たし、大きな利益
を受ける道だ。主に在るなら、どんな
環境の中でも「満ち足りる」事が出来
る。こんな幸福な歩みは無い。
・・・・・・
欲望が叶うと満ち足りると思うが、実
は更に渇く。底無しだ。満ち足りる心
は主から来る。今、感謝を主に献げて
みよう。真に心に平安が来る。「何
も」思い煩わなくて良いとは、何とい
う安堵と幸せだろう。