2011年03月05日(土)

「神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを・・」ローマ8:28


ある人が、まとまった当座の費用が必要になり、すぐ返せると、深く考えずに、
気軽に金融機関から借金をしてしまった。ところが諸事情重なり、それが返済で
きず、恥ずかしい思いをし、周囲に迷惑をかけ、刈り取りをする事になった。

自分の失敗であった。物心共に痛い思いをし、その後悔と痛みの中で、心を深く
探られた。祈らずに行動してしまったこと、そして「あなたの道を主にゆだねよ。
主に信頼せよ。主が成し遂げてくださる」という事を、頭ではよくわかっていた
が、信じる事ができていない自分、だから主に委ねることができずに、自分で行
動してしまったこと、そんな事が示され、心から悔い改めた。

その時に、主に祈り、主に頼っていたなら、必ず必要を与えて下さってであろう
事もわかった。悔い改め、心底主に頼った時に、返済の必要を、思わぬところか
ら与えて行って下さったのだ。主のあわれみにより、無事に完済できた。

痛い失敗をしたが、しかし、失敗を通して、身をもって学ばせられ、深く教えら
れた。頭では御言葉をわかったつもりでいるが、「つもり」であり、実際ではな
いこと、心では受け入れてはいないことがよくわかった。
現実の状況、問題の中で、自分の本当の姿を明らかにされたことが感謝だった。
その時から、自分が変えられて行った。

・・・・・・・・・・・・・・・
古い性質があり、弱さがあり、どうしても失敗してしまう。が、悔い改める時、
痛いが、その失敗を通して、自分の本当の姿を見せられる。そして変えられて行
く事が本当に有難く感謝だ。様々な「つもり」があり、現実の姿を見せて下さる。
そこが変えられるための出発点だ。