2011年09月04日(日)

「サタンがイスラエルに逆らって立ち、ダビデを誘い込んで、イスラエルの人口 を数えさせた」T歴代21:1


イスラエルには剣を使う者が110万人、ユダには剣を使う者47万人とあるよ
うに、人口調査は軍隊の力を調べるものだった。その動機が問題であった。ダビ
デは軍力を誇り、自分のものとし、その軍力が自分の力によるものと高ぶった。

勝利した時、成功した時、それを誇りたい思いが出て来る。サタンに誘われてと
あり、サタンは自分を誇らせるように誘惑して来る。しかし、ダビデが勝利を得
て来れたのは、すべて神によることだった。

ヨアブは、そんなダビデに「なぜ、罪過ある者となられるのですか」と人口調査
に反対した。それは罪だと。しかし、王はヨアブを説き伏せ、そして実行した時
に「王は、神の御心を損なった」。ダビデは罪を犯した。罪を犯すなら罰を受け
る。刈り取りをする事になる。

「神はイスラエルを打たれた」。三つの中から選べと言われ、ダビデは、主の手
に陥らせて下さいと、3日間の疫病を選んだ。自分の罪ゆえに、多くの民が疫病
で死んで行くのはどんなに辛い事だったろう。ダビデは手痛い失敗をするが、し
かし悔い改め、主を見上げ立ち返って行った。そこがダビデとサウルの違いだっ
た。

ダビデも完全ではなく、様々な失敗があった。しかし、へりくだって悔い改め、
赦されて、再び立ち上がり、主を信頼して行った。サウルは悔い改める事なく、
罪を隠そうとし、責任転嫁し、言い訳に終始し、どこまでも自分のメンツを保
とうとした。
主が喜ばれるのは、砕かれた、悔いた心だ。どんな時にも、悔い改めるなら豊か
な赦しが備えられている。主のあわれみは深い。

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主のわざを、主が成し遂げられた事を、自分のものにし、自分を誇ってしまう。
主から与えられたものを、自分が所有し、固く握りしめてしまう。又、主の御力
に拠り頼むのでなく、自分の力で事を行なおうとする。サタンはそのところに巧
みに誘惑して来ることを覚え、祈っていよう。主が気づかせて下さるように。